SSブログ

ネガティブな地点からではなく [ tatting]

持って回ったタイトルをつけましたが…
あらためまして、斉藤ようこです。

さて、タイトルの意味はですね。
タティングレースの難しさということについて、なんですよ。
それを、教え続けているということについて、考えていることを少しだけお話ししようかな、と。

もう、はっきり申し上げておきましょう。
タティングレースを始めるのは、ちょっと難しいです。
それは、なぜか。
道具に頼って作るものではないから。

…シャトルという道具があるではないか!と思いますよね。
でも、シャトルがなくてもタティングレースは作ることができたりするので…
(ちなみに、タティングとは「かちかち言う」という英語tattingから来ています。
 別名、シャトルレースとも言うのですが、本来これはknotting=結びレース、と言われていました)
シャトルはあくまでも、糸を巻いておいてすべりをよくするための補助で、
結び目を作っていくのは「手」なのです。
手加減、力の入れ加減で作っていくものなので、
その手加減を身につけるまでがちょっと大変ということなのです。

「最初は難しいけど、そのうちできるようになります」と、よく言われますが
手加減=力の入れ加減=コツ、なので
コツさえつかめればもちろん教わらずに、自力でもできます。
ただ、コツをつかむのに時間のかかる人にとって、目の前での手助けはとても大事。

そのための、手助けをすること、
そして手助けをしたことによって、はじめてさんの頭の上に
「ぴかりん」と電気がついた瞬間を見ること
このふたつは、教える側にとってのとても大きな喜びです。

どうやったら、最短で電気をつけるか、
そんなことを日々考えながら、いろんな人に手ほどきさせていただいています。
手ほどきできる人を、増やしています。

だから、今日は断言しようかな、と。
必ず、できるようにします。大丈夫です。
2時間のうちで、必ず自分の作品と言えるものを完成させてお持ち帰りいただく。
または、おうちでも迷わない状態での宿題。
そうなるように、お手伝いをしています。

もちろん、進度は隣の人と同じにならないかもしれません。
でも、いいんです。
最初の「何も知らない」状態より、成長して帰れるんですから、
自信を持っていいんです。

難しくて、私には向いてないと思った…
できなくて、ほったらかしちゃった…

そんな人「でも」だいじょうぶ、なのではなく
そんな人「だから」歓迎しています。
だって、大丈夫なんですから。

タティングレースの露出が増えている今、
始めたい人に寄り添ってみたいな、と綴ってみました。
せっかくなので、一緒に楽しみたいな、と思ったものですから。

*******

Tokyo Tatters' Guild
http://tattersguild.com/

TTG Blog
http://ttgblog.tattersguild.com/
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

色か白かふたり展のご案内 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。